



ベリージュファーム 大分県玖珠郡九重町町田3285(営業は4月から11月、ブルーベリーの摘み取り期間は6月中旬から8月いっぱい) たにぐち
■■■ Shiho の U.K.通信 ■■■

この春の私の一時帰国とこれからを簡潔に表しました。「Keep calm and ~」はよく目にする表現で、かつてイギリス政府が戦時中の困難を乗り切るために掲げたポスター「Keep Calm and Carry On」が元になり、たくさんのアレンジでイギリス土産でよく使われるフレーズです。今回の滞在は、人混みをを避け、家族や友人とのんびり過ごせたのはよかったのですが、哀しいかな何時も胸騒ぎが収まらない状態で、いつもとは様相を異にした一時帰国...。先月中旬に閑散としたロンドンのヒースロー空港を発つ際、搭乗客はチェックインや手荷物検査を受ける時も一定の距離を保ち、周りに配慮しながら手続きを済ませ、免税店もガラガラで一人二人の店員がただ時間をつぶしているような感じでした。JALの羽田行きは7割程度の乗客で、マスクと手袋をした女性クルーが笑顔で丁寧にサービスしていて、久しぶりに日本の航空会社を利用した私にとって既にもう日本にいるような感覚。到着後おそらく検疫の手続きをするのだろうと思っていると、発熱がカメラで感知されなければ、イギリスから到着した旨を告げても難なく入国でき唖然としました。羽田到着後福岡行きの国内線に乗り換えると、減便の影響を受け、機内は満席。午前の早い便なのでスーツ姿の男性乗客がほとんどで、マスクをしていないのは私だけ。体裁が悪く時々手ぬぐいで口を押さえ小さくなりながら、それでも売店で買った東京新聞を畳み工夫しながら読んでいるとまもなく福岡へ到着。二週間の滞在のうちに事態は目まぐるしく変わり、当初は息子と友人を連れてイギリスへ戻る予定で手配していたけれど少年たちの旅は仕方なく断念。便もJALから英国航空BAに変更し成田経由で私一人戻りました。30人ほど乗った機内では食事の際ワインを頼むと2本いる?インスタントラーメンもいる?日本茶のティーバッグたくさんあるからと持たせてくださったり...。到着その日からイギリスは3週間のロックダウンが始まり事実上の外出禁止。既に飲食店や美術館・劇場など人が集まる場所は閉鎖されていたけれど、スーパーや薬局など生活必需品や治療目的の品を扱う施設のみ営業、学校は医療従事者や警察など生活に密接する職場に勤務する親を持つ子どものみに開放することになり、用もなくうろつくなど違反すると罰金が科せられます。大嫌いなイギリスのボリス・ジョンソン首相でさえ真剣に国家的危機を強調し厳しい行動制限に理解を求め、財務大臣は所得の8割は国が補償するとアナウンスしたように、先ずは首相が人権を尊重し国民の命と生活を守る声明をしっかり伝え、安心に足りる具体的な補償を打ち出す必要があると思います。ベジタリアンの多いイギリスで和牛やお魚商品券、旅行クーポンで補償(この期に及んでも利権を絡めるなんて姑息)なんて提案がでたら暴動が起きます...皆我慢しなくていい怒るべき。