浜辺の宿「ハマダ」を舞台に、都会から来た女性が島の人々とのふれあいの中で落ち着きを取り戻していく...。与論島で撮影された映画「めがね」のサントラを聴いてると、映画のシーンが浮かんできます。青い空と海、美味しそうな食事にかき氷、そしてメルシー体操! ゆったり、ゆっくりとした時間が流れていきます。旅も行けず、悶々とした日々のいま絶対に聴いてほしい一枚です。もちろん映画もおすすめです。音楽は私の好きは金子隆博。映画「プール」や「マザーウォーター」、ドラマ「すいか」なども担当しています。また、2021年度後期の連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」も担当するようで、こちらも楽しみです。 バルベリアたにぐち
今年も博多祇園山笠の舁き山行事が去年に引き続き2年連続延期になってしまいましたね。なんだか盛り上がらない夏になりそうなので少しでも山笠の気分を味わおうと福岡市南区の綾杉酒造場に「櫛田入り」を買い行きました。山笠にちなんだ銘柄なので山のぼせに愛されてきた日本酒なんですが今年で販売が最後なんです。7月末で蔵元は228年の歴史に幕を下ろし廃業されるそうです。9代目代表の中尾さんは最後の務めと今年の酒に万感の思いを込め「来年こそは立派な舁き山の奉納が出来ますように」とラベルには令和四年へと刻まれています。博多の銘酒がなくなるのは寂しいですが、「7月いっぱいまでやってるからまた来てね。」と言われたのでもう一度は行きたいと思います! 金川
糸島市二丈福井にある産直市場「福ふくの里」の隣に2021年4月にオープンした産直レストラン「旬菜旬魚ふくふく」は福吉漁港直送の新鮮な魚や福吉産の野菜が味わえます。海鮮丼のお魚は当然美味しいのですが、適度に冷えた酢飯(梅酢?)がむちゃくちゃ美味い!今まで食べた海鮮丼(そんなに数食べたことないけど笑)の中で一番美味しい♪ご飯が美味しいと丼ぶりの美味しさ倍増ですね。海鮮丼の他に天ぷら定食と煮魚定食があり、いずれも税込み1,000円です。二丈方面に遊びに行く機会があれば、「福ふくの里」と「旬菜旬魚ふくふく」に立ち寄るのもいいかも。福ふくの里・糸島市二丈福井6333。 たにぐち
■■■ Shiho の U.K.通信 ■■■
カード文化のイギリス。ユーモアを交えた軽いあいさつ、共に喜びお祝いしたり、そっと寄り添う気持ちを伝えたり、なるほどこういう場合にもカード!と今でも膝を打つことがあります。言葉を綴って封筒に入れ切手を貼って送ったり、プレゼントに添えたり、直接手渡したり...時間と労力を費やす社交と言ってもいいでしょう。カード専門店はロンドンの目抜き通りから私の暮らす小さな田舎町にもあり、その他スーパーや郵便局、ガソリンスタンド...カードを探すのに困ることはなく、いかに日常生活に溶け込んでいることがわかります。スーパーで慌てて適当な花束とカードをレジに持っていく男性を何度目にしたことか。美術館やお気に入りのお店に行けば必ずカードラックで物色するし、いつも備蓄しておかないと落ち着かないほどです。日本や他のヨーロッパからの友人も豊富な品揃えに驚き目を輝かせどっさり購入していきます。便箋・カード・切手...文房具全般をこよなく愛する私としては嬉しい限り。そんな私のお気に入りのイギリスを拠点に活躍するアーティスト二人のカードを紹介します。Annabel Pearlはイラストレーター。柔らかいタッチに濃淡鮮やかな水彩ならではの透明感。幼少時の記憶を呼び起こさせるような心地よいアートワークです。David Shrigleyはかつて日本でも個展の経験もあるシュールな笑いを誘うアーティスト。対照的な二人ですが、喜んでもらえるといいなぁとニンマリしながらトンボののりで封をするのは自己満足の小さな幸せ。SNSで顔見ながらおしゃべりできるのも嬉しいけれど、旅して届くご挨拶は思いがけずその日一日いい気分にさせてくれたりします。長引くコロナ禍でカードの売り上げが好調なのだとか。FAXはなくなりそうだけど、カードや手紙は廃れませんように。
2021.07.01 Thursday / -