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bar202507昨年古物屋さんで購入した「南蛮人形」、
てっきり長崎あたりの古いお土産と思っていたら、かつて大阪の堺で土産物として作られていた土人形でした。戦国時代の大阪・堺は大きな貿易港で、大商人が集まり繁栄していた港町だったそうです。堺周辺は旧石器時代から人が定住し始め、縄文・弥生土器なども発掘され、仁徳天皇陵古墳でも有名ですね。南蛮人形は、いわゆる南蛮人と呼ばれていたオランダ人やポルトガル人がモチーフとなっており、服装や色使いなど異国情緒あふれる雰囲気です。1970年代には廃絶したようですが、作られ始めた当時は数少ない海外との交流のあった土地ならではの郷土玩具だったのでしょうね。「南蛮人形」バルベリアにポツンと居ますよ。万博のポルトガルパビリオンも堺市も行ってみたくなります。   バルベリア








cd202507ポルトガルの民族歌謡であるFado(ファド)はポルドガル語で「運命・宿命」を意味し、ポルトガル人の心の歌とも言われています。
情感たっぷりで哀愁があり、力強い歌であるファドは港町リスボンで労働者や船乗りなどの間で歌われた大衆歌謡が発祥とされています。私はポルトガルの下町文化を感じ、路地裏の酒場を勝手にイメージながら時々聴いてます。そんなファドの歌手といえばファドの女王アマリア・ロドリゲス。アマリアが初めて日本を訪れたのは1970年に大阪で開催された日本万国博覧会の会場内にあった万国博ホールでのコンサートに出演するためでした。その後、何度も来日しジャパンツアーを行っていたそうです。音楽だけでなくポルトガルと日本の文化交流などを促進したアマリアが1999年79歳で亡くなった時、ポルトガルは3日間喪に服したそうです。ポルトガルの魂のようなファド、時々バルベリアでも聴けますよ。ファドの女王アマリア・ロドリゲスのあとを継いだ歌手ミージアのアルバムもおすすめです。(残念ながらミージアも2024年7月に亡くなりました...) バルベリアたにぐち






kane202507今年、開館30周年を迎えたアクロス福岡は
天神が誇る超低山なんです。正式にはステップガーデンなんですが、約5万本の樹木に包まれた印象的な外観はまるで自然の山のようで「アクロス山」と呼ばれています。階段状の斜面に緑があふれ、滝が流れる日本有数の屋上庭園です。福岡に自生する植物を中心に植栽されていて、雨水を活用した水やりシステムなど環境に配慮した設計がされています。30年も経つと植物は大きくなって最近は森みたいになってます。無料で天神中央公園側の一階から入場出来るので登ってみてください。都会のオアシスです! 金川








uk202507■■ Shiho の U.K.通信   ■■
夏至を迎え、いよいよ夏本番でイギリスが輝く季節。
テニスのウィンブルドンの前哨戦が始まり、グラストンベリー音楽祭もスタートして活気に満ちたイベントが目白押しです。おもしろいことに、この時期のイギリスの日の出時刻は午前4時半くらいで日本とさほど変わりません。しかし、日の入りは午後9時半くらいと圧倒的に違っていて午後10時過ぎでもまだうっすら明るいのです。緯度が違うとこんなに違うんですね。先日、市民菜園で朝9時くらいに水やりしていてるのに誰もいないのを不思議に思っていると、それもそのはずベテランのガーデナーたちは早朝5時前後に来てあれこれやっているのだそうで、ここでまた未熟な私たちを思い知ることに...。2年目の農園はオフシーズンの土づくりが功を制して昨年よりも元気な野菜たちに恵まれていますが、新芽や瑞々しい若葉をごっそり食べていく子鹿やウサギ、ネズミなど新たなキャラ?!に頭を悩ませています。これまでは、モグラや野鳥からの被害が主流だっただけに盲点を突かれました。共存していく平和的な解決を目指して、いろんな工夫を試しています。
2025.07.01 Tuesday / -
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