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bar20191030th秋色の清々しい季節...とは言えずまだまだ暑い日がありますが、いかがお過ごしでしょうか?毎年毎年、一年が過ぎるのが早いですね。ついにバルベリアはこの10月10日で開店30周年を迎えることとなりました。これもひとえに皆様方のご愛顧の賜物と心より感謝いたします。バルベリアが生まれたのが「平成元年」、今年は「令和元年」また1年目のつもりで気負うことなくゆっくりと皆様にとって「落ち着く気分のいい場所」であるために当初の気持ちでスタートしたいと思っております。今後とも末永くよろしくお願いいたします。 
※30周年に合わせて手軽に飲めるコーヒードリップバッグ(30周年記念ブレンド)を今回もお世話になっている糸島のペタニコーヒーさんに美味しく作っていただきました。数量限定ですが販売をしております (10袋入1500円税別) バルベリア




bar201910乾燥する秋・冬がやってきます。この季節、手放せないのがハンドクリーム。バルベリア美容室おすすめの商品をご紹介します。サンタール・エ・ボーテ社のフレンチクラシックシリーズはシアバターとオリーブオイル配合で、手肌をやさしく乾燥から守ってくれます。携帯に便利なミニサイズ。気になる時にいつでも手軽にお使いいただけ、上品な香りが手肌を包み込み癒されます。香りは清潔感溢れるナチュラルな香りです。ゴールドラインの高級感あふれたパッケージはプレゼントにもおすすめです。30ml 1200円(税別) 「Senteur et Beaute サンタール・エ・ボーテ社」は南仏プロヴァンスのエグモルト地方で香水や化粧品を製造しており、新鮮な原料を国内から仕入れ、高い品質を確立しています。全ての香料は香水で有名なグラース産のものを使用し、高級感と清潔感に溢れた、中世ヨーロッパの歴史を感じさせてくれるブランドです。バルベリア




cd201910今回紹介するのはジェーン・バーキンのベスト盤。ジェーン・バーキンといえばイギリス出身で1960年代からフランスに渡り、飾らないナチュラルな魅力で歌手、女優、モデルとして活躍。セルジュ・ゲーンズブールがパートナーとしても有名ですよね。このアルバムはバーキンの魅力満載ですが、ゲーンズブールの曲で「手ぎれ」と「ラ・ジャヴァネーズ」は特に好きですね。いまさらですがバーキンの声、ファッション、ヘアメイクはナチュラルな美しさがあるんですよね。あと余談ですがジェーン・バーキンといえばいつも大きな籠バッグに荷物をたくさん入れて持ち歩いていました。1980年代のある日、ジェーン・バーキンが飛行機の中で、当時エルメスの社長だったジャン=ルイ・デュマ氏と偶然に隣同士になったとき、持っていた籠バッグの中身をぶちまけてしまったらしい。それを見たデュマ氏が「ポケットがいくつか付いているバッグがいいですよ」と話しかけてきたという。相手が誰であるか知らないまま、「いつかエルメスが、ポケット付きのバッグを作ってくれたら買うんですけど」と答えた。するとデュマ氏は、「私はエルメスの者です。あなたのためにポケット付きの何でも詰め込めるバッグを作りましょう」と言い、そうしてあのエルメスの「バーキン」は生まれたらしいです。たにぐち






■■ Shiho の U.K.通信   ■■uk201910
"The Iconic ballet, reimagined."
再構築された古典バレエ。
アクラム・カーン振付のイングリッシュナショナルバレエ(ENB)による現代版「Giselle(ジゼル)」をサドラーズウェルス劇場で鑑賞しました。「ジゼル」と言えば、愛と裏切り、復讐、赦し...古典ロマンティックバレエの代表作であり、バレエの発表会にも度々登場する人気の演目。「白鳥の湖」「ラ・シルフィード」と並び三大バレエブラン(白いバレエ)だそうで、白いコスチュームをまとって幻想的に舞う姿は皆が思い浮かべるバレエそのもの。しかし、アクラム版「ジゼル」は真向から鋭く深い闇に切り込みます。白い衣装は泥水に染まったようなアースカラーに統一され、舞台一面にそびえ立つ巨大で分厚い不気味な石の壁には苦悩や怒り、絶望さえも想起させるおびただしい数の手の跡が残り、壁の向こうでは、この上なく贅を尽くし視線を送ることで命令し不自由なく暮らす世界が存在する。敢えて年代や環境や階級などの設定をぼかし、誰もが日常的に向き合っている乗り越えられない何かをイメージさせ、観客の頭の中の新しい解釈で完成させるような包容力を感じます。一幕でダンサーは一切トウシューズを履かず、二幕になると一転し、冥界を妖艶に舞うウィリ達の足元は終始爪先立ちでスーッと床を滑るよう彷徨い、恐ろしいほどに美しく非現実的な演出に息を呑みます。以前ここで鑑賞したバレエもENBの演目。どうも私はこのENB独自ののひねりの効いた表現力が性に合うよう。今回も感動で震えが止まらずしばらく茫然自失、幕が下りても拍手をする手が止まらず、こてんぱんに打ちのめされ数日経っても頭の中は「ジゼル」でいっぱい。アクラム・カーンはバングラディッシュ系生粋のロンドン人で幼少の頃からカタック舞踊を学び、独創的なコンテンポラリーダンサーとして名を成し、ロンドンオリンピックの開会式のパフォーマンスも手掛けました。そのアクラムを招聘したのが2012年にENBの芸術監督に就任し、自らプリンシパルも務めるタマラ・ロホ。彼女は英国ロイヤルバレエで十数年も「ジゼル」含む数々のクラシックバレエの主役をこなしてきた経歴から、このENBの抜本的な改革に踏み切り高い評価を受けCBEを叙勲。イギリスらしく多様性を重んじ、あらゆる芸術に関する成熟した受け止め方で新しいレベルのバレエへと導いている印象です。私のバレエへの偏愛は完全に彼女の仕業でした。2016年に初演され世界をツアーした後、2018年に映画化されたアクラム版「ジゼル」。今年の3月にはDVD/Blu-rayも発売されたのだそう。実は...初めて買うBlu-rayをAmazonから届くのを今か今かと首を長くして待っているところです。




2019.10.01 Tuesday / -
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