



■■■ Shiho の U.K.通信 ■■■

英政府の肝煎りのキャンペーンの一つ、外食産業支援策『Eat Out to Help Out』が大好評のうちに8月末で終了しようとしています。平日の月・火・水の飲食代が最大半額で、一人当たりの最大割引額は£10(約\1400)まで。対象店舗は政府が用意したサイトで検索でき、自宅の郵便番号で試してみると近辺のカフェ、レストラン、パブ、ファーストフードまでも、ほとんどが対象になっています。参加する店舗側もサイトで登録でき(もちろん感染症対策を守るのは条件)、週単位で割引額を政府に請求し、5営業日内に振り込まれます。またもう一つのキャンペーンは付加価値税VAT(消費税)を20%から5%に減税。これは飲食店、ホテルやB&Bの宿泊、映画館やテーマパークなど娯楽施設の利用料に適用され、7月中旬から始まり半年間5%に減税されます。国からの休業中8割補償を受けつつも、規制緩和策の最終段階での営業開始を強いられた業種なので、待望のキックスタート救済であることは間違いありません。と...書き連ねましたが、私自身は元々出不精な上、コロナの影響でさらに街への外出が億劫になり、そのまま引き籠りウェルカムな感じであまり恩恵にあずかっていないのが正直なところ。しかし...そうは言っても、やはり気の合う友人と過ごす時間はかけがえのないもの。意を決してEU内での行き来が緩められたタイミングで友人夫婦が暮らすリヨンへ。コロナ禍でもさすがはフランス。バカンスのために生きている!なんて大袈裟ではなく前回訪ねたほとんどのお店はたっぷりのバカンス休暇中。川沿いの食材マーケットも蚤の市もポール・ボキューズの市場も従来の半分くらいの規模とのことだったけれど大満足。最後の外食が遠い昔でいつでどこだったか思い出せないけれど、予約困難なBouchon/ブション(リヨン特有の大衆食堂)の名店Abel/アベルで食事する機会にも恵まれました。温もりのある素朴なインテリア、気さくなサービス、食の都ならではの豪華な郷土料理は圧巻でした。思い立っての弾丸旅。名残惜しくリヨンを後にした機内は超満席。それもそのはず翌日からフランスからの帰国者は2週間隔離と英政府がほんの数日前に発表したから。慌てて休暇を早めに切り上げ帰国する方もいるなかで、スムーズに帰国できたのは本当に奇跡。次々にやってくるシャドーボクシングみたいな静かなあたふたはしばらく続くんでしょう。不在中の悪天候で取っ散らかった庭を手入れするのも苦にならないのは文句なしに私にとっての完璧なバカンスでした。